ユリシス待望の新作は都会的センスあふれるヴィブラフォン・トリオ
彗星のように現れた21才の天才ジョエル・ロスをフィーチャーした作品
ニューヨークの新たな波と息吹を伝える斬新なアルバム
ボビー・ハッチャーソンの亡き後、ゲイリー・バートンの引退が噂されるなどヴィブラフォン奏者に新たなスターの誕生が期待されている。そんな中アメリカを代表するドラマー、プロデューサーであるユリシス・オウエンス・ジュニアが発表する待望の新作は現在ニューヨークで話題を集めている天才ヴィブラフォン奏者、ジョエル・ロスをフィーチャーしヴィブラフォンの新たな息吹を伝えるアルバムとなった。
この最新作「Falling Forward /フォーリング・フォワード」はユリシス・オウエンス・ジュニア、ジョエル・ロス、そしてニューヨークのベテラン・ベース・プレイヤーとして人気を集めるリューベン・ロジャースのトリオに南アフリカ出身のジャズ・ヴォーカリストVuyo Sotasche / ヴヨー・ソタシェ、プロデューサー にKeith Witty /キース・ウイッティーを迎えて今年の2月にニューヨークで録音された。
ジョエル・ロスはシカゴ出身。若い頃から注目を集めハービー・ハンコック、ルイス・ヘイス、クリスチャン・マクブライド、ステフォン・ハリス、ジェラルド・クレイトン、ジャズ・アット・リンカーンセンター・オーケストラなど多くの著名ミュージシャンと共演。セロニアス・モンク・インスティチュート・オールスターズに2回選出され、2013年のヤングアーツ・ジャズ・ファイナリストである。近年カリフォルニアのブルーベック・インスティチュート・ジャズ・クインテットの2年間のフェローシップを終了し現在はニューヨークに移り、ステフォン・ハリスの指導のもとThe New School for Jazz and Contemporary Music に在学しながら、ニューヨークの人気クラブに数多く出演しているジャズ界期待の新星である。
この作品はMy Shining Hour, Poinciana, In a Sentimental Mood などのスタンダードナンバーから,Roy Ayers, Mulgrew Miller, Thelonious Monk, Christian McBrideの作品。そしてジョエル・ロスのコンテンポラリーな香りが漂うオリジナル作品やヴヨー・ソタシェのアフリカンテイスト漂う作品を都会的なセンスで大胆かつ繊細なジャズに創り上げた注目の作品。
ユリシスが自信を持って送り出すヴィブラフォン奏者ジョエル・ロス。新たなスター誕生である。
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