【ライナーノーツ抜粋】
■バップ・ピアノ愛好家には見逃せない「夢の共演」による「幻の音源」が発掘。
長年、輸入盤マニアの間で根強い人気を誇ってきたホッド・オブライエンは、日本デビューとなった2004年の『ファンファーレ』をきっかけに、さらに多くのファンを獲得することに成功した。そのオブライエンが、バップ・ピアノの生き証人であるバリー・ハリスと共演したプライベート・テープがある、と言われれば、どんなジャズ・ファンだって一度は聴いてみたいと思うはずだ。
「(トミー・フラナガンとの共演した経験はないけれど)バリー・ハリスとなら、1995年、地元のヴァージニア大学でいっしょに演奏したことがある」――オブライエン本人から、筆者もこのテープの存在については知らされていた。それが今回、スパイス・オブ・ライフの熱意と尽力によって、ここに世界に先駆けCD化されることになった。
最初の2曲は、ホッドが左チャンネル、バリーが右チャンネル。5~7曲目はバリーが左チャンネル、ホッドが右チャンネルと入れ替わっているので、注意しながら楽しんでほしい。
後藤 誠
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