本日は快晴なり。久しぶりにVery Good なトロンボーン盤が出たのでホクホクしている。いっぺんで惚れてしまった。とにかく美人が最初ではなく、トロンボーン吹奏が始めにあるのだ。まず聴いてくれ、と。それから見てくれ、と。
音が気持ちよくバーンと出ている。これが、先決なのである。昔の人は決まっていた。
それとメロディアスなこと。「ノー･モア･ブルース」のソロに入って初めに出てくるフレーズなど、思わず、いいなあ、である。
とにかくすばらしいCDがでたものだ。
寺島 靖国
ジャズは御本家のアメリカでは、ことの他保守的な芸術体系である。
その重い呪縛圏外にある彼女達の演奏は、ひたすら明るく軽快だ。
姉妹であることも関係するのか微妙なコンビネーションも抜群、テクニックにおいても女性であることのハンデをまったく感じさせない素晴らしい演奏である。
大袈裟ではなく、トロンボーンの歴史における、新しい形のハプニングだと言えよう。
寺中路英明 トロンボーン奏者＆作・編曲家
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