【詳細】
2011年1月19日で75歳を迎えた「現代最高のバップ・ピアニスト」「ビバップ・ピアノのマスター」と称される、アメリカジャズ界巨星の新作がここに完成した。ビバップ・ジャズの数少ない生き証人である彼はその力強いタッチとスイング感溢れるピアノで多くのファンを持つ。本作品はスパイスオブライフが制作するホッド・オブライエン・トリオの4枚目となる待望の新録音である。今回は現在彼が住んでいるヴァージニアで録音が行われ、息の合ったミュージシャンと共にアットホームでリラックスした雰囲気の中でも、年齢を感じさせないエネルギッシュな演奏が繰り広げられている。
サポートするベーシストはワシントンDC生まれ、現在ヴァージニアのリッチモンドで活躍しているマイケル・ホーキンス。彼はエリックアレキサンダー、マルグリュー・ミラー、サイラス・チェスナット・トリオなどのサポートを務めた才能豊かなプレイヤー。ドラムスのビリー・ウイリアムスはヴァージニア生まれで、べニー・ゴルソン、サイラス・チェスナット・トリオ、ラリー・ウイルス・トリオなどで腕を磨いた期待される若手ドラマー。今回はゲスト・シンガーにホッドの愛妻ステファニー・ナカシアンがゲストとして参加しアルバムを更に華やかで楽しいものにしている。彼女は日本デビューCD「アイ・ラヴ・ユー」(SOL SV-0004)を2006年7月にリリースし、ホッド同様ドライブ感あふれる歌唱で人気を得ている。
本作品は「スイングしなけりゃ意味ないね」のタイトル通り、かつてバッド・パウエルなどビバップの巨人達が好んで演奏したグルーブ感溢れる作品を通してジャズ本来の魅力であるスイングする素晴らしさを伝える出来栄えとなっている。最後の曲「Dewa Nochi Hodo/では後ほど」はホッドが日本を訪れた時に友人から教わったお気に入りの言葉をタイトルにした作品。彼とステファニーの楽しいデュオが聴ける。
老いて益々盛んなビバップ・ジャズの巨星。ホッドのジャズがみんなに元気をくれる！！
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