日本デビュー10周年の記念すべき10作目はバラード集
甘く、切なく、優しく歌い上げたスタンダードの珠玉の名作13曲
円やかなサウンドが聴く人の心をとらえて離さない会心の作
誰にも真似の出来ない、円やかで美しいコルネットの音色でスタンダード・ジャズの名曲を奏で、多くのジャズファンを魅了してきたスイート・ジャズ・トリオ。ギターとベースの優れたテクニックと完璧なコンビネーションで、繊細なジャズの歌心を磨き込んできた彼ら。そのスイート・ジャズ・トリオが日本デビューをして10周年。この作品が通算10枚目のアルバムとなる記念すべきアルバムは「スイート・バラード」。1996年以来15年の歴史の中で、スイート・ジャズ・トリオの最も得意とするジャンルのひとつであるバラードばかりを集めたアルバムがここに完成された。
“暖炉のように温かい”と評され、スタンダード・ジャズの魅力をコルネット、ギター、ベースというシンプルな構成で聴く人の心を捉えてきたスイート・ジャズ・トリオ。多くのスタンダードの名曲の中から3人が厳選した13曲に凝縮された“スイート・ジャズ・トリオの世界”は、彼らにとってもこれまでで最高の出来栄えと語る。ストックホルムを代表するスタジオの一つアトランティス・スタジオで、音の魔術師と呼ばれるヤン・ハンソンの録音の技も聞き逃せない。まさに名盤の誕生である。
なお11月末に3年ぶりの日本公演が予定されており、ファンにとって楽しみな晩秋になる。
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